「ペーパードライバー教習所運転塾」塾長の独り言(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良)出張日誌

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ペーパードライバー教習@最高級車「マイバッハ」

2012年4月11日(水)最高級車「マイバッハ」


至高のマイバッハ

完全予約制のマイバッハセールスセンターで見たのは、ショートホイールのマイバッハ57、スポーツ仕様のマイバッハ57S、ロングホイールのマイバッハ62、スポーツ仕様のマイバッハ62Sの4モデル。

マイバッハのブランドにメルセデスの最新テクノロジー

元々ダイムラー自動車株式会社の技術部長で、1901年メルセデス35HPを手がけたウィルヘルム・マイバッハ。彼がダイムラー社を去り、飛行船ツェッペリン号のためのエンジン製造会社を息子のカール・マイバッハと設立したのが1909年。その後1920~30年代にかけて、マイバッハはマイバッハ・ツェッペリンDS8、マイバッハSW42など超高級車を発表する。

その伝説のマイバッハのブランドに、メルセデスベンツの最新最高のテクノロジーを用い、最高級の素材を使って仕上げ、2002年に発表した超高級車がマイバッハだ。ダイムラー・クライスラーのジンデルフィンゲンにある工場内の、マイバッハ・マヌファクトゥーアでは、1日平均5台のペースで、多くの作業を職人の手作業によってマイバッハが作られる。

モデルはショートホイールベースのマイバッハ 57、そのスポーツ仕様のマイバッハ 57S、ロングホイールベースのマイバッハ 62、そのスポーツ仕様のマイバッハ 62Sの4モデル。モデル名の数字は、ヨットにならい全長を表すところが、マイバッハ購入層の生活を想像させる。そのサイズはマイバッハ62で6165×1980×1575mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース3825mm。メルセデスベンツSクラスのロングボディより、さらに960mm長く120mmm幅広く90mm高いという実に巨大なボディ。ホイールベースもSクラスロングより660mmも長く、そのホイールベースにはトヨタ ヴィッツがすっぽり入ってしまうほど。

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写真はマイバッハセールスセンター内のマイバッハ 57S。

マイバッハの展示車両は、完全予約制のマイバッハセールスセンターのみで見ることができる。そしてその商談は、一人ひとりに専属のパーソナル・リエゾン・マネージャー(以下PLM)が付き、メンテナンスや修理の手配など、購入後もマイバッハに関する一切の世話をする。その驚きのマイバッハセールスセンターを覗いてみた。

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マイバッハ 57Sのインテリア。このショートホイールベース判でも、足元は余裕の広さだ。

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57Sのインテリアトリムは、グランドフルレザーにピアノラッカーウッドブラックにカーボンの組み合わせ。

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ドアアームレストにもカーボンが。

驚きのマイバッハセールスセンター

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ドアの奥は、驚きの広さ。入り口にはマイバッハ 57S、壁には大型ディスプレイ、中央には商談スペース。

マイバッハセールスセンターのドアが開くと、その部屋は思いのほか広いことにびっくりする。天井からの面光源は、マイバッハを美しく照らす。ゆとりを持って作られた商談スペースは、マイバッハを離れた距離からも観賞できる。壁には3DCGでマイバッハのカラーや装備、詳細を確認できる大型のディスプレイ。中央にはテーブルとゆったりとした豪華な本革の椅子。全てが寛いだ中、商談を進められるようになっている。

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テーブルに並べられたマイバッハのカタログ、色見本。ちなみに中央のカタログケースはヌバック製。

さらに奥の壁が開けられると、中からマイバッハの本革内装や本木目、ボディカラーの色見本などが姿を現す。それも通常の高級車の色見本とは違い、革は内装をイメージできるほど大きく、ボディカラーもボディを模した実物大に近い大きなスタンドで確認ができる。マイバッハは実に17色という豊富なボディカラーを用意するが、さらにこれらの組み合わせの手作業による2トーン塗装も可能。このシミュレーションを大型スタンドの上下を入れ替え、実車を想像しながら目で見て確認できるのだ。この辺りはさすがだ。

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奥の壁が開いて現れるのは、インテリアやボディの色見本。手前のスタンドが、ボディカラーの色見本。上下を入れ替えたりして、2トーンも確認できる。

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インテリアトリムの見本。カーボン、アンボイナ、チェリー、ウォールナットから選択可能。

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レザーやヌバックの見本も大きく、実車を想像しやすい。

そして何より深く感じたのは、PLMの大倉邦裕さんの対応。その物腰、言葉使い、気配りなど「元ホテルマンか?」と思ったほど。聞けば、ヤナセで30年以上メルセデスベンツの顧客に応対していた、とのこと。なるほど、やはり高級車では、こういったもてなしができる人材が重要なのだ。

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PLMの大倉邦裕さんは、ヤナセでメルセデスベンツを30年以上担当のベテラン。

エクステリアデザインは大きなSクラス

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エクステリアは、大きなW220のSクラスといった雰囲気。

日本では、マイバッハ 57は2~3割がオーナードリブン、マイバッハ 62ではほとんどがショーファードリブンだ。そのエクステリアデザインは、アドバンスト・デザインセンターオブジャパンの提案がベースとなっている。そのデザインは、絶対的な大きさは異なるものの全体のプロポーション、逆台形のグリル、フードマスコット、二つの楕円を合わせたヘッドライトなど、大きなW220のSクラス、つながったテールライトはこれまた大きなW140のSクラスといった雰囲気だ。

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逆台形のグリル、フードマスコット、二つの楕円を合わせたヘッドライトなど、サイズは違うもののW220のSクラスの雰囲気。

グリルからボンネットフードを上り、そのままキャビンからトランクをテールライトの左右に沿ってつながるラインは、そのままグルッと一周する閉じた線だ。また同様、ボディサイドのベルトライン下のクロームラインもテールライトに沿って下に降り、リアオーバーハング部で前に戻り、サイドシルに沿ってドア下を流れ、フロントオーバーハング部でバンパーからウィンカーへ上り、ベルトライン下のクロームラインに再び戻る、これまた閉じた線になっている。2トーンのボディカラーは、このラインに沿って塗り分けられるが、その場合実にクラッシックな雰囲気を醸し出すことができる。

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テールライトのグラフィックはW140、トランクとテールライトの造形はW221のSクラスの雰囲気。グリルからボンネット、キャビン、トランクを縁取るラインは閉じた線。

世界が違うインテリア

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写真はマイバッハ 62のインテリア。ロアレッグサポート、フットレストが備わるグランドナッパレザー張りのシートは、航空機のファーストクラスを思わせる。

さてマイバッハの真骨頂はそのインテリア。レザーとウッドとクロームに包まれるその豪華なインテリアは、ボディサイズも合ってマイバッハ 62では、リアリクライニングを倒し横になれるほど広い。レザーもシートのグランドナッパレザー、ヌバック(牛革の銀面《表面》を起毛させベルベット状に仕上げた革)などを部位により使い分ける。たとえばグランドナッパレザーはシートに使われ、Sクラスの2倍以上の手間をかけ仕上げられ、柔らかくきめ細かいしっとりとした風合い。またドアトリムやダッシュボードに使われるヌバックは、銀磨り(ぎんずり)とも呼ばれ、ビロードのような風合いだ。

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後席のセンターコンソールには、ゴブレットホルダーが!

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さらに後席のセンターコンソールには、シャンパンも冷やせるクーリングボックスも。

ゆったりとしたサイズのそのグランドナッパレザー張りのシートは、航空機のファーストクラスを思わせる。リアリクライニング、調整できるエアクッション、電子制御のマッサージ機能、シートベンチレーター、そしてロアレッグサポート、フットレストが備わる。また後席のセンターコンソールのクーリングボックスで、シャンパンなど冷たい飲み物を愉しむことができる。通常のクルマのカップホルダーは、マイバッハではゴブレットホルダー!。ホルダーの爪が、純銀製のゴブレット(脚付きのグラス)を支える。折りたたみ式のテーブルは、前後位置角度を調整できる。表面はウッド、裏面もしっかりレザー張りだ。見えないところも本物の素材なのだ。

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ドア内張りもレザーとヌバック、ウッドに覆われる。ドアはどの位置で開けても、保持できる。

いくつかあるドアポケットの中には、浅いトレイ状のものがある。PLMの大倉さんにお聞きしたところ「女性がパーティーに出る時に、リングやピアスやネックレスなどのジュエリーアクセサリーを付け替えしまって置く場所です」。そのマイバッハのドアは、坂の途中などでも、開く角度をどの位置でも停めておくことができるストッパーがついている。ドアを開けるドライバーやホテルのドアマンをアシストし、オーナーやそのパートナーやゲストの乗り降りのしやすさを助ける。そしてドアを外から見ると、ボディ下のサイドシルまでをすっぽり覆う。「たとえば雨の中、泥をはねボディについてしまった場合でも、ドアを開けた時に、泥のついた部分は露出しません。女性がドレスで乗り降りする時にも、安心です」と大倉さん。もう世界が違う!といった雰囲気だ。

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ドアに備わる浅いトレイは、「女性のアクセサリーを収納するものです」。内側は、傷つかないように、起毛している。

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ドアを閉めれば隠れてしまうサイドシルは、「クルマが泥跳ねしても、ドレスを汚さないため」。

お値段は・・・

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シートにつくシートベルトは、どの位置にあっても、しっかり身体をホールドする。センターコンソールのウッドは、サイドまで回り込む。

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3層構造を持つ羽板(ルーバー)風のトリムストラップは、手彫りのウッド。ダッシュボードやドア内張りに使われる、マイバッハの特徴的な意匠。同じ木から取ったもう一組のウッドトリムは、補修用としてマイバッハに保管されていて、いつでも取り寄せることができる。

オプションも豊富だが、ワンタッチで透明、不透明を切り替えできる、前席と後席を完全に分離する液晶調光・電動ガラスパーティションは、オプションで409万5千円。これだけでメルセデスベンツCクラスを購入できる。同様透明、不透明をワンタッチでできる障子を思わせる液晶調光パノラミックガラスサンルーフは、202万6千5百円。とこちらも国産小型車が購入できるほど。

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ワンタッチで透明、不透明を切り替えできる、前席と後席を完全に分離する液晶調光・電動ガラスパーティションは、409万5千円のオプション。

価格はマイバッハ57の4,441万5千円からマイバッハ 62Sの5,988万1千5百円まで。後はご予算のままオプション次第で。希望の場合は、ドイツ シュトゥットガルドのジンデルフィンゲンにあるマイバッハ・マヌファクトゥーアで自分のクルマが組み立てられる様子を見学し、デザイナーやエンジニアに直接会って話を聞くことができる。完成車の引渡しを、同じジンデルフィンゲンにあるセンター・オブ・エクセレンス(COE)で行うことも可能。現在日本では、120台のマイバッハが走っている。

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障子を思わせる液晶調光パノラミックガラスサンルーフは、202万6千5百円のオプション。

(写真・文 松本明彦)
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by unten19 | 2012-04-11 17:55 |