「ペーパードライバー教習所運転塾」塾長の独り言(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良)出張日誌

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白バイ Lesson.5 直線スラローム

直線的に並べられたパイロンを縫うように切り返しながら走り抜ける種目がストレートパイロンスラローム(直線スラローム)である。これは白バイ大会では低速バランス走行に含まれるもので、瞬間的にバイクの向きを変える高度な技術が求められる。実際の公道走行では咄嗟の場合の危険回避などにも役立つ技術である。



「バイクを自分の思いどおりに操作できることはライディングに楽しさを与えてくれるだけでなく、万が一のときの安全にも役立ちます。事故を起こさないように日頃から冷静で謙虚な運転をすることがまずは大事ですが、安全に長くバイクに乗り続けるためには、こうした技術を身につけておくこともまた必要なことでしょう」と笹野巡査長。スキルアップは予防安全に役立つという考え方だ。



白バイが行う直線スラロームは、パイロンの間隔が教習所などより短めに設定されているため難易度が高いのが特徴。その分、より俊敏かつ正確なスロットルワークやステップへの入力が必要になる。一番のキモはやはりスロットルワークで、アクセルのオン・オフによっていかにリズミカルに車体を動かしていくかがポイント。基本的にはスロットルを開けて(パワーオン)車体を起こし、スロットルを閉じて(パワーオフ)車体を寝かしていく。スロットル操作は短めにタイミングよく開けるのがコツ。ゆっくり開けていると回転数が上がりすぎて加速してしまうので注意したい。また、速度のコントロールはリヤブレーキ主体で行っている。



もうひとつ忘れてはならないのがニーグリップ。白バイ隊員レベルになると中腰になるぐらい強烈に両ヒザでタンクを挟み込んでいるほど。これを基本に車体を倒し込むときに外ヒザで、起こすときにはむ内ヒザでタンクを押すことで俊敏に切り返せる。ステップバーを踏み込む、いわゆるステップワークはあまり意識しないという。さらに白バイ隊員の場合、ハンドル操作も行って積極的にバイクの向きを変えている。もちろん、セルフステアは生かしつつもライダーのほうでステアリングの動きをアシストしてやる感覚だ。ただし、これは競技会でタイムを出すために行う操作であって、通常の公道走行ではハンドルにはなるべく力を入れないようにするのが基本だ。高度な技術だが、自分のできる範囲で徐々にトライしてもらいたい。



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by unten19 | 2013-09-13 23:09
白バイ Lesson.4 女性隊員

流れるように滑らかでしかもメリハリのある女性白バイ隊員の走りを見ていると、ライディングに体力や体格は関係ないのだとあらためて思い知らされる。実際のところ、全国の精鋭が集まる白バイ競技大会などでも、女性隊員のトップクラスは男性隊員とほとんど変わらないタイムで難しいスラロームコースを走り切ってしまう。そのライディングには、いったいどんな秘訣があるのだろうか。



「たしかに女性は男性に比べて腕力もなく体も小さいですから、力まかせの乗り方をしていては到底上手く乗りこなせません。やはり大事なのは、丁寧な操作やバイクの動きに逆らわないことではないでしようか。流れというか、うまくリズムに乗ることがスムーズに乗りこなすコツだと思います」と村島さん。力の抜けた優雅なライディングスタイルだが、大きな白バイが実にダイナミックな動きをする。ややもすると気合いが入りすぎる男性に比べ、スロットルやブレーキなどひとつひとつの操作が柔らかくムダがないのが特徴だ。



「ムリをしないことも大事ですね。特に大型バイクは倒してしまうと独りではなかなか起こせません。Uターンなども最初からバイクを降りて取り回すとか、駐車するときも楽に発進できる場所を選んで止めるなどの工夫が必要だと思います」と語るのは原田さん。もちろん、女性隊員はひとりでバイクの引き起こしもできるスキルを持っているが、最初からリスクを極力減らすのは基本である。



特に体格面で不利になる取り回しだが、ちょっとした工夫でだいぶ楽になるという。たとえば、乗車するときは最初にハンドルを右に切っておけばブレーキレバーも近くなるし、逆に左のグリップは車体から離れるのでテコの応用によって少ない力でバイクを起こすことができる。サイドスタンドを払ってから乗り込むのは男性でも躊躇するものだが、女性の場合、体格によっては跨ってからではスタンドが払えない場合がある。シートに右手をついて後ろ向きに押すのも女性には困難な場合があるが、バランスさえ取れれば実は最も少ない労力でバックする方法なのだ。目からウロコの裏技のようだが、女性隊員たちは絶え間ない練習と創意工夫によって実践的なスキルを身につけているのだ。こうしたスキルは男性ライダーにもそのまま役立つことばかりなのでぜひ参考にしてもらいたい。



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by unten19 | 2013-09-13 23:08
白バイ Lesson.3 ブレーキング

「走る」「止まる」「曲がる」というバイクの運転要素の中でも特に重視されるべきは「止まる」こと。つまり、減速・停止である。これは白バイ隊員に限らず一般ライダーにとっても同じ。安全に止まることができなければ、コーナリングを楽しむこともできない。まずは確実に止まれる技術を身につけることが先決なのだ。



ただし、技術面だけを磨いても片手落ちである。公道には常に事故の危険が潜んでいることを認識すること。そして、危険を予測しながら走ることができて、はじめて本当の安全に一歩近づくのだ。



「公道にはどんな危険があるかという話ですが、一番の危険はライダー自身の心の中に潜んでいると思います。バイクやクルマは人間が操っているものです。つまり、事故になるかどうかは運転者の考え方次第なのです。ライダーは常に認知、判断、操作を繰り返しながら運転していますが、そのうちのどれかひとつでもミスをしたとき事故につながる。どこにでも危険は潜んでいると考え、それを自分から見つけるよう心掛けることが大事です」と笹野巡査長。“心のブレーキ”とはよく言ったものだが、まさにそのとおり。危険に対する認識を正しく持つことが、最大の防御につながるということだ。



ブレーキングとひと口に言っても、その内容は様々である。事故を回避するために一刻も早く減速し、完全停止に持ち込むために行う急制動もあれば、コーナー手前で曲がれる速度に調整するためのブレーキングもある。いずれにしても、ポイントは前後ブレーキをバランスよく使うこと。基本的に前後ブレーキは同時にかけるが、速度や緊急度によって前後の入力の強さや配分を加減していくことで、制動力を効果的に発揮でき安定して減速することができる。また、白バイにはABS(アンチ・ブレーキロック・システム)が装備されているが、普段はABSを作動させるほど強くはかけない。制動距離が逆に長くなってしまうからだ。ABSはあくまでも緊急用の装備と心得よう。



そして忘れてはならないのがライディングフォーム。ニーグリップを中心に下半身全体でバイクを押さえ込むことで、減速時にかかる腕への負担を少なくし、ハンドルの動きを極力抑えないようにする(詳しくはlesson1「乗車姿勢」を参考)。ブレーキングは地味だが安全運転には欠かせない重要テクニック。ぜひ基本から積み上げていってほしい。



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by unten19 | 2013-09-13 23:07 | バイク
白バイ Lesson.2 発進

違反車を見つけるや否や、瞬く間にスタートダッシュし取締りを行う白バイ。赤色灯とサイレンでその存在をアピールしてはいるものの、非常に危険な任務であることは誰から見ても明らかである。そこで、どうやって安全を守るのか、一般ライダーの走りとどこが違うのか。そのあたりから聞いてみたい。



「白バイ隊員が一般ライダーと違うのは“取締り”を任務としている点でしょうか。皆さんは通勤・通学や趣味でバイクに乗ると思いますが、我々は“交通の安全と円滑の維持”という公共の目的のため、交通指導や取締りを行っています。ですから、一般のドライバーやライダー、そして自分も含めた安全の確保を常に第一に考えて行動しています」と笹野巡査長。白バイというと、ライディングの技術的な部分だけに目を奪われがちだが、実はそれ以前の安全マインドにこそその神髄があるのだ。



さて、今回は「発進」がテーマである。発進時はリスクが高く、実際の事故においても発進直後に発生しているケースが多いという。後続車に追突されたり、交差点での出会い頭の事故だったり、歩行者を見落として接触する例などだ。これらの事故はいずれも安全確認を怠ったことによるものである。後方を含めた周囲の安全について、必ずバックミラーだけでなく自分の目で直接しっかりと見るべきだ。



そこで、白バイ隊員の後方確認の方法を参考にしたい。上体を前傾させつつ肩越しに後方を見る。首を回すだけでなく上半身全体を使って振り返る感じだ。このときに左肘を上げて左肩を前に出し、反対に右肩は後ろに引くようにするとより楽に振り返ることができるので試してみてほしい。



操作に関してはスロットルとクラッチのコンビネーションがポイントになる。白バイが行うのはスクランブル発進なので、スロットルは通常より多めに開けて回転数を予め上げておく。ある程度パワーをかけた状態からリヤブレーキでタイヤの回転を抑えつつスタート準備。半クラを素早く当てながら発進し、リアブレーキをスッと解除。同時にスロットルをさらに開けていくイメージだ。ここでクラッチのつなぎ方が粗いと失速したりエンストしやすくなる。急に負荷がかかってエンジン回転数が下がり過ぎないように、あくまでもスムーズにクラッチミートしていくのがキモ。デリケートかつ速やかな操作が電光石火のロケットスタートを可能にしているのだ。



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by unten19 | 2013-09-13 23:03 | バイク
白バイ Lesson.1 乗車姿勢

白バイ隊員の自信に満ちた威風堂々としたライディングフォームは実にカッコいい。白バイ隊員のようにバイクを上手く操るためには、バイクとの一体感を高めることが大事である。そのためには「リラックスとニーグリップが大事」と笹野巡査長。全身からムダな力を抜きながらも、下半身でしっかりバイクを押さえていくのがポイントだ。


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by unten19 | 2013-09-13 23:00 | ペーパードライバー教習